2014年5月5日月曜日

リチャードギアさんに愛をこめて

『エスよりアイをこめて』皐月の巻


皆さんは、ハリウッドの大物俳優のリチャードギアさんが
新作映画の撮影中に本物のホームレスと間違えられた話をご存知でしょうか?


『タイムアウトオブマインド』という映画の撮影中のことですが 
カメラはかなり遠くから狙っていたらしく 
まるで撮影中とわからない状況でホームレスの役を演じていたそうです 


そこにゴミ箱をあさるギアさんに
ニューヨーク観光中の女性が可哀想に思ってピザを差し出し 
ギアさんはそれを受け取りむさぼり食べるというシーンがニュースで流れていました


本当に見事な演技力で、
ピザの食べ方もそれはもう何日も食事をしていない人の様子としか思えませんでした
実際 絶食をして撮影に臨んだことも考えられますが 
ギアさんであることをその女性に悟られてしまう可能性もあるなかで演技を続けるとは 
本当に凄いなあ、まさに「役者魂」だなと思いました


どんなことが起きようと最後まで役になりきる
幕が下りるまで 
監督の「オッケー」が聞こえるまで 

“その役で生きる”


ある意味、役者にだけ許される特権です
自分以外の人間となって呼吸ができることの幸せを
役者の皆さんは噛みしめてほしい
同時に「俳優」の「俳」の字は、人に非(あら)ずと記しますね
他人になるとは「人に非ず」の行為なのでしょう


それはそうです
「嘘」なんですから
堂々と嘘つける

役者の特権です

嘘をつくなら 
精一杯嘘をつけ!! 人に感動を与える嘘をつけ!!
そのための努力は一切惜しむな!!


アカデミーのみなさんに愛をこめて 
この言葉をおくります

フロム エス。